戦略・戦術
--【基本】-----------------------------------------------
まずは得点効率の良いカードを覚えましょう。
全カードを一通り見て《カード一覧はこちら参照》、ざっくり覚えることと、
・トークン5個で2点、
・トークン6個で3点、
・トークン7個で4点、
・トークン1-4-2で2点
上記のカードだけはまず確実に覚えましょう。
これらは明らかに取りやすいカードですので、中心に組み立てて行くのが大事です。
15点集めるには、
5点+4点+3点+2点+1点の5枚を集めれば良いと覚えておきましょう。
とはいえ、その5枚を集めていくのは実戦ではあまりなく、大抵の場合は
{3点+2点}+4点+3点+2点+1点の6枚とか、
5点+{2点+2点}+3点+2点+1点の6枚とかになります。
4点カードや5点カードはトークンだけでゲットするのは難しいので、
レベル1の得点なしカードを2枚~4枚ぐらいは先に取る事になり、
結果として最終的には8枚~12枚ぐらいでフィニッシュする事が多いといえます。
極力必要なカードのみを購入していくのがいいのですが、相手への妨害もありますので、妨害で取得したカードも後々活かせるような展開を考えていくのが良いと思います。
無駄な手番は命取りとなりますので、無駄なトークン取得、無駄なカット(妨害)をしないように気をつけていきたいものです。
それでは、少し長いですが、項目ごとにまとめていきます。
よろしくお付き合いください。
--【2人戦の場合】-----------------------------------------------
●2人戦では、序盤は第3レベルの7コスト4点カード等の高コストカードの取得をにらみつつ、必要な色のカードを効率よく取得していく事が最重要ポイントとなります。
高得点カードは色のボーナスがある程度できたところで購入するのがお得になりますから、先に第一レベルのボーナスカードをできるだけ低コストで数枚購入する事が良いです。
2-1コストや1-1-1-1コストのカードなどは第3レベルを始めとして単色コストのカードを狙う際には是非購入したいカードになってきます。
そういったカードがあればそれを先に確保しても良いし、それを見合わせてトークンを取っていくべきでしょう。その後いいタイミングで7コスト4点なり6コスト3点なりのカードをキープして進めていくことになるでしょう。
もし相手が第一レベルのボーナスカードをキープしたならば、それに該当する色の7コスト(あるいは7-3コスト)のカードを自分がキープすることも考えます。これは相手に取って大きなダメージを与える有効な手だからです。
また、もし先手番で第3レベルに7コスト4点カードがあり、それに対応するトークンの色のボーナスカード2枚が第1レベルにある時は、大チャンスです。この場合は一番最初に7コストをキープ、その後に第一レベルのボーナスカードをキープです。
※全般的に序盤の動き方としては、効率よくカードを揃えて行くことが第一となります。いきなり第3レベルをキープするのではなく、それを見据えた上で効率を考え、カードを取得していきましょう。
●場を良くみて、カードボーナスが存分に活かせる色のカードとその友好色で固めていくほうが終盤強い形になりますのでそれも意識していきましょう。
(友好色とは、白ー青ー緑ー赤ー黒の隣り合う3色の事です)
●中盤以降は7コスト、3-6-3コスト及び7+3コストのカード取得がポイントです。これも相手に先に取られないように注意していくことが必要でしょう。
●基本的には2人戦の場合は相手の一挙手一投足に注意です。特に相手がキープしたカードは絶対に覚えておく事が必要です。
そこから、相手が必要なトークンをブロック(1個足りない状態にすればOKかと思います)しながら慎重に進める事が肝心です。
また、1枚のカード購入に執着せず、幅広い視野で現時点で最適なカードを購入する事が求められると思います。
これは大変困難な事ではありますが、2人戦の醍醐味でもあります。
●貴族タイルはボーナス点ですが、相手の妨害を行いながら進めていくとターン数が自ずと多くなり、結果カード取得枚数も多くなりますので、3人、4人の時よりぐんとタイルを取得しやすくなります。
また、垂直戦術ですと最後12点からフィニッシュの3点カードがないという事が多くあります。その際に貴族タイルの3点を目論めるならばかなり勝率があがります。
序盤から意識して貴族タイル取得に必要なカードであれば取得、もしくは妨害を心がけるべきです。
貴族タイルの組み合わせとして複数取得が見込める場合もあります。
また、一概には言えませんが、3-3-3の貴族タイルのほうが4-4よりも取得が容易かと思いますので、3-3-3の方を狙っていくようにできたらいいと思います。
タイル組み合わせの例1
タイル組み合わせの例2
タイル組み合わせの例3
--【3人戦の場合】-----------------------------------------------
●3人戦は4人戦と違ってトークンの数が少ないです。
すなわち、トークンが7個と充分にある4人戦では、初手トークン7枚の4点の発展カードなどがダイレクトに狙えますが、3人戦ではまず最低でも1枚ボーナスカードを用意しなくてはならないでしょう。
従ってターゲットとする7コスト4点や7-3コスト5点のカードに必要な色のカードを先に購入していく事になります。
(ただ、最初にキープして確保するのは場合によって重要かもしれません)
※また、3人戦は意図せず特定の一人が他二人から妨害を受ける形となる事が良くあります。ですので序盤からいきなり高得点カードを数枚確保して進めてしまうようなやり方は非常にリスクが高いです。
場の流れやメンバーなどを把握しながら慎重にすすめる事が肝心です。
レベル2の単色3点カード、単色2点カード、1-4-2のカードなどがあればまずそれら購入を目指すのが無難な進め方だと思います。
もちろん第一レベルの2-1コスト,1-1-1-1コストカードがあれば、キープして購入していっても良いでしょう。(これらは人気のあるカードですので、その場で買えれば良いのですが、買えない場合はまずキープが原則)ただ、ポイントは一つの色はあまり多く集めすぎないようにする事が大事です。多くとも4枚しか必要ではないと思いますので、
1色に偏らせるのではなく、友好色を考えて3色程度のカードを揃えていくのが有利な進め方かと思います。
●貴族タイルについて
3人戦ですとトークンが枯れ、思うように手が進まない事もあり、場がもつれる事がよくあります。
できれば貴族カードの色の組み合わせで揃えていけば最終的に獲得できるチャンスが増え、有効かと思います。毎ターン確認するようにしたいです。
--【4人戦の場合】-----------------------------------------------
●トークンが7個と充分にある4人戦では、初期盤面にトークン7枚の4点の発展カードがあれば垂直戦術で行って構わないでしょう。
4人戦でトークン7個の4点カードは非常に買いやすいものとなっています。
理由はトークンが7枚と潤沢にあるのと、加えてゴールドトークンを2個程度でも確保できるとなると、かなり購入が確実なものといえます。
まず最序盤は7コストを購入していきたいです。
●ただ、リスクヘッジとして第一レベルのボーナスカードを取得しておくことが必要です。その色のトークンを他プレイヤーがチップブロックしてしまう事があるからです。意図的にブロックでなくても、たとえば他3人が1枚づつ狙いの色のチップを取得して使わなかったとすると、有効なチップは4枚になります。
4人戦では、ジョーカー3枚同時取得は難しい場合も多いですし、あと1枚で購入ができず足踏みをしてしまうことが考えられます。
それを避けるためにボーナスカードを1枚取得しておけば、比較的楽に進められます。また、購入したカードは中盤~後半にかけてのボーナスカードとしての再利用が目論めますので是非購入しておきたいです。
最初はトークン2枚どりが望ましいのですが、2枚どりができないかもという時点で、レベル1に該当の色のボーナスカードがあればまずキープしておきましょう。
※複数の7コストの4点カードがある時などに悩んだ場合は、レベル1に同色のカードがあるものを選んで行くのがベターでしょう。
また、7コストはあるが、第一レベルに同色のボーナスカード(3-1-1や4コストは除く)がない場合は6コストなどを選んだ方がリスクが少なく動きやすいです。
6コスト以上のカードをキープするのは基本的に1枚づつにしておきます。
ただ、相手と狙い目がかぶっている時や妨害などのカットは行って良いですが、
くれぐれも慎重に。
手が進んでいった時に一番近い、あるいは余っている色のトークンを必要としている7-3の5点カード、もしくは3-6-3を取得していきたいです。
7コスト、7-3コスト、3-6-3コストのうち3枚を揃えれば12~13点はいく事になりますから、あと3点~2点をなにかで取得すれば15点到達するでしょう。
※とても重要なポイントですが、実戦では(特に強豪相手では)そう簡単にトークン
を取らせてもらえませんし、狙い目のカードをカットされる事も多いです。
あとトークン1枚、ジョーカー1枚で購入できるが、場にトークンもジョーカーもない場合があります。そうなった時はキープしているカードの購入にこだわらず、目先を変えて、一度トークンを放出してしまって他のカードを購入し、手を回していくべきです。1枚トークンを入れ替えれば購入できるというような場合を除いて何かしらアクションをするべきです。
何もしないのが最悪の手だと心得ましょう。
●貴族タイルについて
4人戦ではまず必要がないと思います。
そこまでターン数が増える前に自分があがるのが鉄則といえます。
垂直戦術をうまく使えばおそらく大丈夫でしょう。
ただ、序盤第3レベルに7コスト、7-3コストのカードが一枚もでていない場合は場が長引くと見て、貴族タイル取得を念頭に置いて進めていってもいいかもしれません。
貴族タイルの組み合わせをよく見て、多く含まれている色を中心にその隣に連なっている色のカードを効率良く取得していきましょう。(注:色の連なりとは、白ー青ー緑ー赤ー黒の順番の事です)第一レベルに2-1コスト,1-1-1-1コストなどがあれば大変良いです。それをまず取得していき、第2レベル、第3レベルに良いカードが出るのを待つという動きでもいいかと思います。
--【カードの確保とカット】-------------------------------
●カード確保は最重要戦術です。
1ターンに1枚なので、総合的なスピードは遅くなります。
ですが、[たられば]での確保の先送りは絶対禁物といえます。
絶対必要なカードであれば先に確保、というのが鉄則です。
3枚というスロットの最低1枚は空けておくことは大事ですので、
2枚以下の状態ならば先に確保してしまっても大丈夫です。
(次手番購入できるカードがあるならば3枚キープでも良いと思います。)
逆に言えばいらないカードは確保の必要なしと言えます。
絶対に必要なもの、購入できる確率が高いものを確保しましょう。
●《カット》=妨害のための確保
4人戦・3人戦においては終盤以外はまず行う事はないと思います。
ですが、どうしてもこの相手だけには負けられないという相手がいれば
そのプレイヤーに的を絞り、妨害をしかけるのは有りだと思います。
(ですが、大体の場合にその他のプレイヤーが漁夫の利を得ます)
2人戦に於いては適宜妨害のためのカットを行っていくべきでしょう。
ですが、やりすぎは自分にもダメージがきますので勝負の中で1,2回
というところでしょう。
例をあげます。
・相手が単色の高コストカード(7コスト4点等)をキープした際に
その色のゲタとなるカードをカット。
→1-1-1-1や2-1、あるいは1-4-2のカード等々、自分にも負担のならないカード
ならばカットして構わないと思います。
・相手が次手番ぐらいで購入できる2点以上のカードをカット。
→この場合はいずれは自分がそのカードを購入していけるかを考えた上でカットします。ですが、終盤やスロットに空きがあるならばそれは考えずにカットでOkです。
※大抵は4点以上のカードがターゲットとなると思いますが、
2点のカードでも、その色がブーストすると危ないと感じれば大胆に動いていいと思います。このへんは経験からのカンの範疇です。
・特定の色をチップブロックした上でのその色のカードのカット
→たとえば相手が赤の高コストカードをキープしていたとし、赤をチップブロックしたという前提の話で、めくれによってでてきた赤カードを全部封じ込めるという戦略です。(安価で購入できるカードもしくは相手の所有トークン内で取得できるカード)
--【貴族タイル】-------------------------------
●貴族タイル取得にはいわゆる水平戦略をとらなければなりません。これはどうしても多くの手番がかかってしまいます。
故にトークンが比較的自由にとれる4人戦では間に合わない事が多く、ストレートに狙っていくのはリスクがあります。場を見て、7コスト、6コスト等の単色コストのカードがあまり出ておらず、ゲームが長引きそうだと感じたら貴族タイル狙いに行ってもいいでしょう。
水平戦略をとりつつ、トークンをブロックして行ったり、適宜高コストカードのキープ、カットをしていく必要があると感じます。キープは自分のためだけではなく相手への妨害にもなります。
2人戦であれば、トークンのブロックが良く起きてしまうので、
水平戦略はかなり有効になってきます。
垂直戦略を取る場合と常にいい勝負ができていくと思います。
最初に垂直戦略で行ったものの、途中で高コストカードが出現しなくなり、
時間がかかりそうだと判断したならば直ちに水平戦略にシフトし、貴族タイル取得を目指した方が良いでしょう。それでなくても序盤から頭には入れておくべきです。
ただこの場合も前述したように高コストの単色カードが容易に取れる場であれば
スピードで負けるかもしれませんので、要注意です。
3人戦はこれのちょうど中間ぐらいでしょう。
トークンをブロックするプレイヤーがいるならば水平戦略をとっていったほうがいいかもしれません。
--【初手】-------------------------------
初手で何をするか、というのがこのゲームでは重要なアクションになる事があります。
最初に自分の手札がくばられるわけではなく、その場に出ているカードを早いもの勝ちで取って良いのです。
これは考え方を変えて言い換えて見れば、自分の初期手札は自分で選べるという事でもあります。
つまり、
1)最初に違う色のトークン3個
2)同じ色のトークン2個
3)ジョーカートークン1個と好きなカード1枚
この3通りのいずれかを自分で選べるわけです。
例をあげますと、
ある人には7コストで取得できる4点カード1枚とジョーカー1枚、
ある人には5コストで取得できる2点カード1枚とジョーカー1枚、
ある人には色違いのトークン3個、
ある人には同じ色のトークン2個
を最初に配った状態でスタート、と読み替える事ができます。
これはどう見ても7コストで4点カード+ジョーカーをもらった人が有利に違いありません。普通のゲームでこんな不公平な初期手札の配り方がはたしてあるでしょうか?
ですので、
「有利な手札でスタートできるチャンスがあるときは必ずそうすべき。」
というのが初手でのアクションという事になります。
●ただ、2人戦、3人戦、4人戦それぞれで初手で狙うカードが変わってきます。
【2人戦】
2人の時はトークンが各色4個づつです。
最初から7コストのカードは買えません。6コストも厳しいです。
5コストの2点カード、1-4-2の2点カードは比較的楽に購入できると思います。
ただ、単色コストはトークンが集めにくいので、第3レベルのカードの色と連動しているかどうかをしっかり見てください。1-4-2は他に適当なものがなければキープして構わないでしょう。
7コストを狙う場合は第一レベルにその色の取得しやすいカード(2-1や3,1-1-1-1など)が出ていないと難しいです。
理由としては、敵方がその色を2枚チップブロックしたとしますと、残りのチップは2枚、これにジョーカートークンの3枚を加えても5枚です。あと2枚分足りません。
第一レベルのボーナスカード1枚では購入できないことがわかりますね?
ただ、相手が(特に序盤は)2枚のチップブロックはなかなかできないですから、1枚は放出されるものと踏んで、1枚該当色のカードを取得してしまえば、購入可能です。
(2枚ブロックされ続ければ厳しいです。その場合はボーナスカードをさらに取得するしか有りません。)
(注) 第3レベルに7コストがあるのに、第1レベルのカード群があまり思わしくなければ、第1レベルの山札のトップキープという手もあります。はまれば大きいですし、もし外れても軽症で済みます。
同じく6コストですと、ボーナスカード1枚取得すればまず購入できることになりますから、随分と敷居が低くなります。
※逆に妨害としてはその色のトークン2個をチップブロックか、ゴールドトークンを3個先に確保してしまうか、ボーナスカードをカットしてしまうことです。
【3人戦】
トークンが各色5枚です。
3人戦が一番トークンが枯れやすく、独占も起こりやすいと感じています。
基本的に2人戦と同じですが、今度はチップが1枚多いです。ですがプレイヤーも1名多いですので、体感的に同じ色のトークンは揃えにくい気がしています。
チップ数が少ないので、ある程度カードを購入して行った方が良いかもしれません。
7コストなどはボーナスカードを2枚用意した方が良いかもしれません。
容易にチップブロックが起こるからです。
【4人戦】
トークンが各色7枚です。
最初から7コストのカードが狙えます。
ジョーカートークンを3個まで取得できると考えればトークンは10枚あります。
ほぼ確実に購入はできるでしょう。
ですので、まず初手キープの一手ですが、場に複数の7コストカードが出ていた場合、
どちらを選択するか悩むところですが、第一レベルに該当色のボーナスカードが出ているか
どうかを選択基準にすると良いかと思います。
もし手詰まりになった場合、ボーナスカード購入で切り抜ける方法があるからです。
・場に同じ色の6コストが出ていた場合、そちらを取得した方がいい場合があります。
特に、第2レベルに取得しやすい1-4-2か5コストの同じ色のカードがある場合、6コストキープ→1-4-2コスト(or 5コスト)キープを目指していくと進めやすいです。
その後同じ色の7コストがまだ残っていればラッキーです。それもキープして良いかもしれません。これはタラレバの話ですからあくまであればラッキーぐらいにとどめておいてください。
序盤はまずはその色に一直線に行っても大丈夫かと思います。序盤は各プレイヤーとも余裕がなく、チップブロックできない状況であると言えますので、高コストカード取得は序盤が適しています。後半は余裕ができ、1,2枚は容易にブロックされてしまいます。まれに、他のプレイヤーが何も狙い目がなく、ひたすらトークンを占有してしまう事があります。その時でも終盤になれば買えるチャンスが出て来ますのであせらず他のカードを買う事に切り替えましょう。
--【多色カード戦略と単色トークン戦略】-------------
俗に水平戦略、垂直戦略と呼ばれるものですが、
水平戦略は多色のカードを3色x3枚以上そろえていく戦略
垂直戦略はトークン主体に組み立て、必要なカードのみ補っていく戦略
と言い換えても良いでしょう。
水平戦略は貴族プレイなどと呼ばれる事もあるようなのですが、
やはりこの戦略を行う場合は貴族タイル取得が最大の目標です。
カード購入で多くの手番を消費するので後半は特にトークンを取らないでカードを購入できるようになっておかなくてはいけません。(言い換えるとカードのみで購入できるもので組み立てていくようにします)
終盤になると第3レベルの3-6-3,5-3-0-3-3や第2レベル1-4-2や5コストのものを狙っていきます。
この戦略ですと相手からのカットをものともしません。7コスト、7-3コストもちょっと頑張れば買えます。終盤は自在に動けるのです。
対して垂直戦略はというと、
目的としているカード取得のために必要な色のカードをボーナスカードとして購入していきます。
貴族タイルの色とはかけ離れる事があり、とても取得まで届かない感じになる事が多いです。ですが、安定した勝ちをもぎ取っていくために、何とか1枚でも貴族タイルが取れるように心がけていく事は大事です。貴族タイルにある色のものを中心に組み立てるのも大事といえます。
この戦略の場合はなんと言っても終盤です。
12点ぐらいまではすいすい取れるのですが、それからあとにパタッと取れるカードがなくなる事が多いです。
ですので、そこを考えておかなければいけません。15点に到達できるカードの確保が大事といえます。
スピードはというと、垂直戦略の方が1,2ターンは速いのです。
したがって垂直戦略プレイヤーは速さが勝負といえます。
水平戦略プレイヤーと戦う時には無駄なカットプレイをしないよう注意していきたいです。
--【友好色】-------------
友好色と一般的に言われている事について考えてみます。
一般的にはざっくりと
・赤ー黒ー白
・白ー青ー緑
の2通りが友好色だと言われているようです。これは概ね正しいと思います。
これは宝石の煌きが、
白ー青ー緑-赤ー黒
という順番を踏まえてデザインされているからに他なりません。
この並び(組み合わせ)を意識していると、効率的にカードを購入しやすいのです。
たとえば、
赤5コストの白2点カード
→白5コストの黒2点カード
→黒5コストの赤2点カード
→赤6コストの赤3点カード
→赤7コスト黒4点カード
→なにか適当な2点カード(たとえば赤4緑1黒2の2点カードなど)で15点でフィニッシュ!
などのイメージです。
しかしながら、実戦では果たしてこのようにうまくはいかないでしょう。これらのカードが全部順番良くでてくるわけではないのです。
出現の順番や取り方の順番が狂うと友好色が機能しません。
ですので、これらの友好的な関係性を利用する場合は部分的に使うという事になると思います。
たとえば6コストの赤3点カードをキープした後、赤トークンを集めると同時に黒トークンも集めていき、赤トークン4個、黒トークン4個、ジョーカー2個というような状況になったときに、先に黒5コストの赤カードを買い、赤を6枚にするというやり方です。
すべてがこのように噛み合えばいいのですが、なかなかそうもいかないのが現実です。
ゲーム中で1回でも使えれば御の字という考え方でいいと思います。
青と緑に関しては自身の色で自身を強くするという関係性があります。
すなわち青5コストの青2点カード、青6コストの3点カード、の2枚は青トークンで買えて青色そのものを1枚増やす事ができます。
(6コスト3点カードに関しては全色が自身の色のカードになっています。)
そこで下記のような感じで買えれば大きな力を発揮します。
(1)青5コストの青2点カード→青6コストの青3点カード→青7コストの緑4点カード→青7緑3コストの緑5点カード (14点)
(2)緑5コストの緑2点カード→緑6コストの緑3点カード→緑7コストの赤4点カード→緑7赤3コストの赤5点カード (14点)
●白トークンや赤トークン、黒トークンから入っていく方法もあります。
(3)白6コストの白3点カード→白7コストの青4点カード→白7青3コストの青5点カード→青5コストの青2点カード(14点)
(4)赤6コストの赤3点カード→赤7コストの黒4点カード→赤7黒3コストの黒5点カード→黒5コストの赤2点カード(14点)
(5)黒6コストの黒3点カード→黒7コストの白4点カード→黒7白3コストの黒白5点カード→白5コストの黒2点カード(14点)
こんなところでしょう。
あとは貴族タイルの色の組み合わせが前述した通りの色の組み合わせになっているので、隣り合う3色を集めていけば、貴族タイルも取得しやすくなりますし、3-6-3のカードも取得しやすくなってきますのでやはり友好色を意識するのは大事な事なのです。
--【トップキープ】-------------
山札はレベル1~レベル3までの3つありますが、この山札の1番上のカードを1枚確保する事が許されています。
これを俗に【トップキープ】と呼んでいます。(俗称なので、他の呼び名もあると思います)
この【トップキープ】は、はまれば驚異的な力を発揮します。
と、いいことづくめです。
特に最後のカード内容の隠匿ができるのはこのアクションのみです。他プレイヤーも妨害がなかなかできません。
悪いこともあります。
- 5-3-0-3-3の3点カードを引いてしまう。
- 自分の手では購入が遠いカードを引いてしまう。(3-6-3など)
これは運次第という事になるのですが、運も少しはコントロールできるのです。
私は下記条件に該当するときのみ、第3レベルのトップキープをするようにしています。
- 確保しているカードが現在1枚もない。
- 現在、レベル3に7コスト4点や73コスト5点カードがめくれていない。
- 今までにレベル3に5-3-0-3-3の3点カードが少なくとも3枚でている。
- 下記表で60%以上の確率がある状態である。
- は大前提です。もし失敗したら大変なことになるのです。しかし1枚ならば軽症でしょう。
- については、もしめくれていればそれをキープすれば良いので、わざわざトップキープしません。
- は必然的にそうでしょう。5-3-0-3-3を引きたくないのです。
(ちなみに3枚既に出ている場合に、運悪く5-3-0-3-3を引いてしまう確率は13%~17%、
4枚既に出ている場合に、5-3-0-3-3を引いてしまう確率は6%~8%です。) - 下記が確率の表です。黄色になっている箇所が60%以上の場合です。
(70%以上のところはレアケースで、実際現実的でないので除外しています)
7コスト、7-3コストが1枚も場に出ていないという状態です。
※いずれの場合でも3-6-3を引く確率は25%~33%程度あります。
※日頃から訓練の意味あいで積極的にやっていくようにしています。
●第1レベルのトップキープをすることもまれにあります。
メリットは、
- ジョーカートークンが1個取得できる
- 低コストのカードなので、後で消化しやすい
- 確保したカードの内容を隠匿できる
ですが、
2番めの事項に注意です。
3-1-1コストという消化しにくいカードを引く事があります。
この場合、このカードは強引には買いにいかないですから、最後まで残ってしまい、
随分な足かせになる事があります。
●第2レベルのトップキープは山札の枚数30枚に対して有効なカード10枚といったところでしょうか。
初期状態26枚中10枚で、38%ではリスクが大きいです。
例えば山札が2回入れ替わった状態でもまだ18枚あります。10/18でも55%の確率です。
狙うならばここぐらいからでしょうか。かなり終盤でしかもまだめくれが悪いというのはレアケースだと思います。