一度絶望の谷に落ちてからこそが真の出発点。「わかったと思いこむ”ダニング=クルーガー効果"」
先日あるゲームをやっていて、周りの戦術戦略についていけず、
「あれ、俺ひょっとしたらこのゲーム弱いかも…」と思った事がありました。
ちょっと寂しい気持ちになったのですが、ちょっと前にネットのなにかの記事でみかけた、「ダニング=クルーガー効果」というものを思い出しました。
この効果は下記のようなグラフで表されるものです。
このグラフの
横軸は、無知→実力がある、という流れになっており、
縦軸は上に行くほど自信があることを示しています。
つまり、ごくごく最初にコツを掴んだ、と有頂天になっている時期(おそらく誰もが経験する事だと思いますが)は本当の実力はまだまだなのです。(Peak of "Mount Stupid"の状態)
有識者、経験者はもっと深く重要な事を得ています。
コツを掴んでゲームを多く消化するようになるとそこそこ勝てだして、
「俺、強いかも」と錯覚します。最初はビギナーズラックもあるでしょう。
ところが色々な相手と対戦して負けが込んだり、強い相手に本気で叩きのめされたりすると一気に自信を失うわけです。(グラフ中の"Valley of Despair"=絶望の谷と表記された部分)
ですが、そこは一つの通過点であって真のスタート地点でもある事がこのグラフからわかります。
そこからゆったりとした"slope of enlightenment"=悟りの斜面を経て、”Plateau of sustainability"=持続可能性の高原に達するのです。(直訳)
●悲しむ事は何もなく、私はようやく悟りの斜面の起点に立ったのだという事なのです。それを感じ取れた事は大変幸せな事でした。
●「宝石の煌き」では私はすでに一回絶望の谷に落ちており、そこからぐんぐんと伸び上がってくる状態を経験しております。トップにはまだまだ遠いですが、このまま持続していく事が大事な事とわかり今その真っ最中です。僭越ながらグラフの中間点ぐらいには来ているのかなという感じでしょうか。
●いくつかのゲームでは残念な事に、Mount Stupidの状態の時に強く叩きのめされた事により、そのゲームの事を嫌いになってしまい、続ける事をやめてしまいました。
(そういう状態のプレイヤーは大変生意気に感じますから…)
しかしながら、それを乗り越えたものについては継続ができるという事をこのグラフは示しています。
絶望の谷に落ちて、道に迷っている時には是非このグラフを思い出してみるのが良いと思います。もちろん私もそうしていきたいです。